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2019.08.29

その他

防衛機制~こころの働き~私たちにできること 福岡県の精神科訪問看護 今週の事例検討会

 

 

 

福岡のセノーテ訪問看護ステーションの管理者、入江です。

 

 

今回は「防衛機制」に関しての内容です。

 

 

防衛機制とは、

不安やストレスが生じた際、無意識的に自分を守るための心の動きです。

 

 

精神障害を抱える人、特に統合失調症の方にとって、自我機能の一つであるこの防衛機制が症状に左右され上手く機能しない状況が多いことが考えられます。

 

 

今回のケースは、慢性の統合失調症であり、自閉的生活の中、病的退行が生じていることが伺われました。

また、家族への対応の様子から万能感も併せ持っている事が推察されました。

 

 

 

 

 

 

さて、このような防衛機制の状況の中で、どのようなケアが必要か?

 

 

まず、生育歴からのアセスメントし、どのような発達を遂げてこられたのかを的確に把握し、

退行が生じているのであれば、どの発達段階まで衰退してるのかを知ることが重要となります。

 

 

その上で今をどのように考え、どうしたいかという利用者本人の希望を尊重しながら

効果的なアプローチを実践していくことが大事と考えます。

 

 

 

代理自我的な関わりを重ね、活動性を向上させ、自閉的な生活からの脱却、

ひいては成功体験につなげ自己効力感を向上させていくことを目指す支援を実施していくことが検討されました。

 

 

 

 

 

余談ではありますが、

「退行」とは未熟な防衛機制と一般的に言われますが、

普段生活していく中で、私たちも「退行」を無意識に取り入れながら自分をコントロールしていると思います。

 

 

例えば、ディズニーランドやUSJで我を忘れて子供のようにはしゃぐことなど。

 

 

社会生活での積み重なるストレスから身を置きリフレッシュすることで頑張るエネルギーを回復しています。

健全な退行をしながらコンディションを保ち利用者に関わらせて頂くことは非常に大事なことと考えます。

 

 

 

Fusion株式会社 セノーテ訪問看護ステーション
精神看護専門看護師
管理者 入江正光